五島釣行記 その37


五島に向かう船から  後方は兄弟船のりゅうせい

平成26年3月8日 大変遅くなったが、やっと今年の初釣りが叶う事となった。

本来、先々週に予定していたがコンタクトレンズ紛失というアクシデントで釣行を断念 その翌日、船長から皆さん良く釣っていましたよう〜の電話をもらい悶々とした2週間を過ごしたのであった〔笑〕

満を持して3月8日(土)午前2時起床、支度をして4時前には自宅を出発。

未だ暗い中、中国自動車道から九州道、そして福岡インターからそのまま都市高速に入り 途中、釣具店でエサを購入し午前7時半過ぎには呼子に到着したのであった。

今回は一番乗りで誰も着ていない中、所定の場所に荷物を降ろし〔せいりょう〕の接岸を待った。釣り人も次々と到着し、反対側には兄弟船のりゅうせいに乗る釣り師も集まっていた

8時くらいには船も到着し早速荷物の積み込みを開始  いつものように8時半には全員揃ったようで定刻より30分早く8時半には呼子を出航したのである。

すぐにコクピットの後ろの場所で横になりそのまま爆睡  11時くらいには予定通り中五島の奈留島と若松島あたりに到着し次々と釣り人を下ろしていく

最後に小生一人になったが、ある程度平坦な部分がある磯を探してくれたらしく接岸した岩礁は奈留島の畳3畳くらいの平坦な場所があってこれなら寝袋に入って爆睡しても落水することはなさそうだ。

一番最後に降りたので、昼食とビールで咽喉を潤し、ボチボチとマキエサを打ちながら支度をして第1投を投げたのは正午過ぎだったろうか。

タナは竿一本、竿1・75号、道糸3号 ハリス2号で開始したがエサ取りもかすらない・・  そのうちマキエサが効いてきたのか何となくウキに変化が見られるようになってきた。

ドングリウキを少し沈めたところで軽く合わせを入れると結構な反応で抵抗してくれた クロと確信して初物なので慎重に寄せてくると口太の30センチくらいであった

魚を掛けた直後から取り込む前に柄杓一杯のマキエを打つ事を心がけて群れを散らさないようにしたのが良かったのか、それから暫く入れ食い状態となり、手の掌サイズはリリース、足の裏サイズ以上はキープと決めて取り込んでいった。

尾長の35センチを含むキープが15匹くらいになったところで潮が止まり釣れなくなってきたのである。

30分くらい休憩して仕掛けを投入してリールを巻くと、何か違和感が・・・ 良く見るとトップガイドが外れて一番節のガイドが全て道糸のほうに移動しているではないか  穂先を折る前に早く気が着いて良かったのであった。

急遽、夜用の3号竿の支度をして改めて釣りを開始したのが午後4時過ぎくらいだったろうか? 潮も動き出し良い雰囲気を感じながら数投目、例によってウキがモゾモゾと、まるで根掛かりみたいな感じで止まってしまった

大きく合わせを入れるとやはり魚が食っていたのである しかも3号竿でもかなり抵抗するから良型と確信

強引に寄せて取り込んだのは本日一番の40センチ弱の尾長グレであった ウキの反応が飲み込めたので早めに合わせることを心がけて、それから3匹をキープ全て35センチ前後のサイズであった。

5時過ぎにお湯を沸かし、ラーメンで早めに夕食をと考えたがコンロかガスの調子が悪く小さくボンという爆発音が頻繁にあって都度炎が消えて、改めてライターで着火という作業を繰り返したのである

なかなかお湯は沸かないし、何十回とライターを使うから親指の腹に血豆が出来て結局熱湯までは行かないお湯でラーメンという仕儀となったのである(悲)

五島の海に夕日が沈みかける頃釣り再開して間もなく電気ウキに変化を感じて合わせてみるとこれも結構な感触の抵抗を見せてくれる魚がいたのである

3号竿のものをいわせてぶり上げてみると今度は口太の良型 今回最大の41センチでお腹パンパンであった

これは夜釣りはこのサイズがかなり釣れると思ったがその後はグレ1枚と35センチくらいのアカハタ(何処かの機関紙ではない)を追加したあとバッタリ食わなくなったのである

暫く辛抱したがあまりにも釣れないので辛抱のボウがポッキリ

上物釣りで底のハタが食うなんて初めてだが美味しい魚だしスーパーでもたまにしか見ないし値段も高かったのを記憶していたので帰宅しての刺身を楽しみに午後8時過ぎには寝袋の住人となったのであった。

午前2時くらいだったろうか、あまりの寒さで目が覚めてしまい、一旦寝袋から出て防寒着の上下を着用して再度寝袋へ・・・

午前6時、未だ薄暗い中を起き出して今度は朝食のラーメンをとお湯沸かしに挑戦 またも昨夜と同じ現象でガスの炎をコントロール出来

諦めて菓子パンとクラッカーで朝食とし、朝マズメの釣りを開始したが今度は潮が自分の方に向かってくる当て潮となりマキエサが効かずまるで釣りにならないのであった。

まあ既に21匹ゲットしてかなりの荷物になっているので少し早めに納竿として磯の清掃と荷物の片付けをして回収のせいりょうを待ったのである。

船に乗ってから気が付いたのだが、前日の午後に釣ったリリースかキープか迷った足の裏サイズのグレを一匹、磯の水溜りに入れていたのを忘れていた  釣果が一桁だったら忘れることも無かったろうが・・・

まあ海が時化たらあのゲレは大海原に戻って行き、シーズンには大きくなって再び相まみえることがあるかもと想像したのである

それにしても今年の初釣りが3月に実現とは・・・  本来、1月と2月に各一度釣行してシーズンを終える予定だったのに五島のグレも時化で命拾いをしたものだ。 おわり!


せいりょうのコクピット  GPS レーダーなど最新機器


見回り中のせいりょう


五島の朝日  黄砂の影響か? 霞んでいるのが残念


今回の釣果の一部  最大41センチ


回収で接岸する、せいりょう



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