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平成25年12月7日、8日と先月に引き続き五島へ釣行。12月6日の金曜に仕事を終えてそのまま博多の釣友、明石さん宅に直行した。 今年最後の磯釣りとなるので少しばかり気合を入れての釣行である。
考えてみれば、彼とは昭和50年代からの付き合いで、彼を磯釣りの道に連れ込んだのは実は小生なのであ 彼は転勤族、そして小生は現役時代、九州7県、四国4県、中国5県を出張で、それも車ばかりの移動であった。 彼の転勤先にも再々行くことが多く、生活拠点は変わっても出張先で再会し美味い酒を飲み交わしながら近況報告や釣り談義に花を咲かせたものである。 そんな彼が定年後、博多に終の棲家を求めて落ちついてから20数年になる。 以来、彼と五島に釣行するときは前日に彼の家に泊めてもらい翌、土曜の早朝に出発というパターンが定着したのである。 おかげで土曜の起床が少しユックリで済むようになり随分身体が楽になった。 さて、当日金曜は何とか夕刻のラッシュアワーを避けて博多まで到着、いつもの回転寿司店で夕食、帰宅したら焼酎で仕上げて午後9時には就寝 翌、土曜は5時起床 彼が朝食を作ってくれて6時過ぎには出発した。 全て順調、いつものように唐津でエサと食料を調達し、8時には呼子の渡船基地に到着したのであった。 間もなく、今回もお世話になる〔せいりょう〕が接岸 一斉に荷物の積み込みが始まった
今回も結構釣り客は多く、総勢28名とか。 定刻より早く全員揃ったようで8時25分には呼子を出航したのである。
この日も快晴で波も穏やか、予定通り2時間半で中五島に到着したのであった。 いつもの滝ケ原瀬戸の少し西より、奈留島の蔓島というところらしい 初めて上がる磯だが足場も良く、なかなか雰囲気のあるところで二人とも一目で気にいったのであった。 とりあえず昼食と冷えたビールで一服であ渡礁はちょうど正午くらいだったろうか? 明石さんは早速釣りの支度開始、オイラはとる。 正面に若松島を眺める南向きに竿を出した釣友はすぐに足の裏サイズのクロをゲット
今回も出足好調で 次々とキ−プサイズを確保する明石さんを見ながらの昼食は少しあせり気味になり早々に切り上げてこちらもとりあえずマキエを打ち、第一投。 そして綺麗に引き込んだウキの動きにすかさず合わせを入れて竿に乗った感触に思わずニンマリ。 結構抵抗してくれるのでサイズに期待しながら寄せてきた獲物は何と色白・・・
嫌いで、苦手なイスズミであった(笑) 以後は時折キープサイズのクロを取り込みながらもベラ、ハマフエ、金魚、ヘリコプター、スズメのエサ取り5目にも悩まされながら時間は過ぎていったのである。 そして今回最大の42センチの口太グレを取り込んだのは午後4時くらいであったろうか
明るい内から40オーバーを取り込むのは久しぶりなので今回の大漁を予感してテンションはかなりUPしたのである。 そしていよいよ午後5時前くらいであったろうか? モゾモゾとしたウキの動きにぁるく合わせてみると〔ズシン〕とした重量感あふれる手応えにこちらの心臓は〔ドキン〕・・・ 瞬間的に、コイツはとても獲れる獲物ではないと直感 昭和41年から磯釣りを始めて47年、これまで手に負えないと感ジた手応えはこれで3度目である。 昭和42年に島根県の三隅で一度、与那国島で一度、そして今回である いざとなれば竿を直線にして仕掛けだけ犠牲にする術を経験しているので駄目もとで竿を立てて寄せようと圧をかけたら案の定、凄い力でグーンと引き込んでいく 竿先は天を向いたのであった リールを巻いてハリスを見ると、何と針は付いているではないか つまり針ハズレであったのである。 まあどうせ獲れない獲物だ 針を取られなかっただけ儲けものだと納得である。 それにしても合わせを入れたときの重量感溢れる感触は何年経っても記憶に残るものだと改めて思い出したのである。 3度とも姿を見ることは叶わなかったがいったいどんな魚なんだろうか??? まあ10キロ以上だろうくらいは想像がつくが魚種までは???である。 胸のドキドキが収まるころには日も落ち始めていよいよ夜釣りを開始した。
今回はカゴは一切使わず、フカセで足元を狙うという以前からのパターンで夜グロを狙うことにし 既に明るいうちにクロを8枚キープしているし、漬ケ丼用の40センチオーバーもいるし、あとは数より型の良いのを釣れたらと気楽な気持ちで望んだのであった。 気楽な気持ちといえば今回渡礁した場所はかなり平坦で寝るときに安眠出来そうな感じがあったのが大きいのであった(爆) つまり釣れないようならいつでもすぐに寝袋に入られるという安心感(笑) 五島の磯に何をしに来たのやら・・・ 隣の明石さんから夜グロらしい当たりがあったけど逃がしたとの声を聞いた間もなく、電気ウキを消しこんだのを見て合わせると久しぶりにかなりの手応え。 これは確実に40オーバー 若しかして50くらいはあるかも? そんな感触に確実に取り込まなければと少し慎重に過ぎたかもしれない 特に竿は3号、ハリスは5号なので飲まれていない限りハリスを切られる事は無いだろうとの安心感がそうさせたのか・・・
強烈な締め込みを楽しみながらやり取りをするうちにフッと軽くなったのであった。 残念〜〜! 痛恨のバラシである。 いつものように強引に巻き取って有無を言わさず取り込めば良かったと反省しても後の祭りである。 以後は逃がした大物が仲間に危険を触れ回ったのか一切、本命魚のいる気配もなく、つれるのはエサ取りの金魚とヘリコプターのみ ちなみにネンブツダイやハタンポのことである・・・ 今回は午後10時までは竿を出そうと決めていたが午後9時にはさすがにポッキリと折れてしまって寝袋へ。 明け方も6時半から竿を出したがやはりエサ取り軍団の猛攻に為す術無し、今年最後の五島釣行を終了したのであった 夜10時まで粘った明石さんもやはり本命の当たりは無かったとのことであった
来年の初釣りを期待して釣行記を終える事とする。 皆さん、良いお年を! |
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