山陰釣行記(見島編)


萩⇔見島航路のフェリー 「おにようず」

山の神の許可が出たので3ヶ月ぶりに平成21年の5月、5連休初日の2日、3日の土日に釣行した。場所は山口県の萩市沖45キロの日本海に浮かぶ見島である。

この見島には昭和50年代に時々、長門からの瀬渡しで日帰り釣行をしていた しかし深夜12時に自宅を出て午前2時に瀬渡し船が出る(ポイント確保のため)ハードスケジュールのため体力的にキツクなりいつの間にか止めていた

この見島は本土からかなり離れていることもありヒラソなどの青物や、真鯛、イサキ、グレなどの良型が出るところなので機会があれば竿を出してみたいと思っていた場所である。

2月の五島釣行を最後に磯泊まりでの釣りは卒業し、ましてや日帰り釣行は睡眠不足で無理なので今回は宿に一泊しての釣りである 昨年知り合った園児のおじいちゃん、Iさんと2人で行くことになった

2日午前6時にIさん宅に到着しIさんの車に荷物を積み替え6時20分に出発した話を聞くとIさんも五島列島に再々釣行し釣り歴の長いベテランで年齢的にも近いのでお互いノンビリ海を眺めにいく積りで竿を出すことにする

7時40分には萩の浜崎港に到着、荷物を預けて車は港内の有料駐車場へ・・・ 荷物の運搬も専用受付で支払いをすればそこで降ろすだけでOKだし駐車場も船着場と至近なので極めて楽であった。

これから再々見島に釣行するかも知れないから一番気になっていたことなのだが両方解決である。 やがて見島行きのフェリー、「おにようず」が接岸し8時20分定刻に出航した

見島は最初に本村港に着き、最後が今回我々が行く宇津港である その宇津に10時ころには到着し預けていた荷物を受け取り今回お世話になる宿に連絡した

すぐに宿の女将さんが軽トラで来てくれ不要な荷物を積み込み宿に運んでもらう すぐ傍に宿の船も接岸していて必要な釣り道具やクーラーなどを積みそのまま瀬へと向かった。

今回は初回ということもあって特に場所の希望も言わず船長任せで向かったのは以前日帰りで何度も渡ったことのある日崎方面であった。

港から10分くらいで日崎に着いたが既に先客があり少し離れた突端部に降りることになった  見た目には水深もあり良いポイントのように思えたがマキエを打ち続けてもエサ取りも出てこず悪い予感がしだした  

時折り上がってくるのは一番嫌いな体高のある茶色のベラである おまけにこいつはほとんど針を飲んでいるので都度、気分が凹んでしまう(笑)  Iさんも同じ状況のようでエサがそのまま残っているか当ればそのベラといった按配である

冷えたBと昼食で何とか元気を回復し頑張ってみるが足の裏サイズの口太を一枚上げただけで結局当日はギブアップ! 明日に期待することにし早めに船長に電話して午後5時には迎えにきてもらった

宿に入ると早速風呂で疲れを取り二人で冷えたBで乾杯し夕食タイムである  久しくこのような釣りスタイルをやっていなかったので正に至福の一時であった

翌朝は午前3時出航でもOKとのことであったがあまり朝が早いのは苦手なので5時出航でお願いし午後九時には就寝。

ところが久しぶりの釣行で疲れていたのか二人とも寝過ごしてしまい、けたたましく鳴り渡る部屋のサイレンで飛び起きて事情を察知し慌てて着替えて用意されていた朝食弁当を持って船着き場へと急ぐ  

既に船長はエンジンをかけてスタンバイ状態であった 直ちに磯に向かうが場所はやはり昨日と同じ近場のようである  日崎はやはりすでに先客が上がっていて我々は昨日の瀬の隣りの磯に降りることになった  

ここも上がってみると雰囲気のある場所で期待も大きかったが結局、前日と内容はほとんど変わらずエサ取りさえ出て来ない有様でIさんが45センチくらいのワカナを一本上げただけで早めに切り上げることにした。  

ここも上がってみると雰囲気のある場所で期待も大きかったが結局、前日と内容はほとんど変わらずエサ取りさえ出て来ない有様でIさんが45センチくらいのワカナを一本上げただけで早めに切り上げることにした。  

見島でこのパターンは初めてなので少しばかり慌しかったがこの時期の日崎は水温も低く上物釣りには向かない(水深も深すぎる) 荷物の運搬は港も、到着してからも楽にできる 次回から島の反対側の方をメインに考える・・・  

これぐらいのことを学習したし2日目はやはり少しばかり早起きしないと長門から日帰り釣行の瀬渡しが午前4時前には見島に到着するようなのでこのあたりも考えないといけないと思った。

事情が許せば反省点を生かし近々再挑戦してみたいと思っているのだがどうなることか? それにしても岩の上で寝るのと畳の上で寝るのとは大きな違いであることを実感したのが最大の収穫であったか

博多の釣友と対馬で同じやりかたの釣行も考えてみたいし、隠岐の島でもやってみたいし岩の上で寝るのでなければ少々遠出も可能なのだが・・・

釣果は無くとも、久しぶりに綺麗な海を眺め竿を出せて少しリフレッシュできたようである あとは諸般の事情が許す時期が早く到来することを祈るのみ。


今回お世話になった宿 「北国屋さん」


一緒に上がったIさん 


前方は底物らしい 石鯛らしきものを引き抜いていた


見島の朝日を浴びて


見島の大凧「おにようず」 男子誕生を祝してとか


丁度、見島のお祭りだったようだ


多くのテントで鮮魚の安売りも(笑)


帰路の萩近辺にて 明治維新の志士たち



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