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平成20年10月18日、19日の土日に久しぶりに五島に行けることになった
アクシデントで主夫業もこなすようになり自由が利かず実に半年振りの釣行である いつものように前日の金曜の仕事を終え午後4時半には山口県を出発、福岡の都市高速では時間的に渋滞を覚悟していたがやはり大渋滞・・・ それでも7時前には釣友宅に到着し荷物を降ろして早速廻る寿司店で夕食タイム。 ここ何年と同じパターンの繰り返しで生Bで乾杯し回転寿しで夕食、帰宅して焼酎タイムである 天気予報で明日の五島の海は凪ぎ、風も弱く絶好の釣り日和を確認 しかし土曜の出航が午前9時らしいので早目に就寝、朝5時過ぎには起床、朝食後6時20分には博多を出発した 途中、釣具店で魚の餌、コンビニで我々の食料を買い込み出航40分前には呼子の出航基地である鉄鋼団地に到着した
今回は少しばかり時間的に余裕があるので車の駐車も楽かなと思っていたが既に15名以上の釣り師が岸壁に荷物を降ろして待機中であった 間もなく今回もお世話になる瀬渡し船の「せいりょう」が接岸して荷物を積み込み総勢25名くらいで予定より5分早い8時55分に五島列島に向けて出航となった 今回の潮は中潮、満潮は午後10時くらいなのでメインは夕マズメから満ちを釣ることとなるので期待充分であった 気象状況から若しかして場所も西磯OKとなるかもと期待していたが、やはり多少風の心配もあるのか?それと最近の実績からいつもの滝が原瀬戸に決定。 我々は半年振りというブランクと前期高齢者という年齢的なハンディを自覚し(笑)足場の良い奈留島の鉄塔下という場所に上がることとした
そして何組かの釣り人を降ろして我々も正午前には無事渡礁となる この磯はこれで3度目だが相棒のA氏は初めてらしい 少し海に向かって傾斜した磯であるが荷物の置き場も寝る場所もある程度平坦なところがあって安心である 実は前回、折りたたみの簡易椅子を強風で飛ばされて海の藻屑とした場所でもある 念のためその場所を覗いて見たがあのカラフルな椅子は発見できなかった(あの椅子は何処にいったのでしょうね?) 冷えたB−350と助六寿し「写真」で若松島を正面に眺めながら昼食・・・ 至福のひととき。 午後4時の干潮までは暫く時間があり引き潮の真っ最中、オイラは北東側、相棒は北向きに釣り座を構えとりあえず昼釣りを開始した 足元の撒き餌に素晴らしい数のスズメダイやベラなどのエサトリが寄ってきて前途多難を予感させるが竿2本ぐらい先に仕掛けを投入し少しマキエをかぶせると足の裏サイズと手の平サイズのクロが交互に上がってくるような状況で結構楽しいし忙しい時間が続いた 干潮の潮止まりまでにリリースとキープをそれぞれ20枚くらい釣ったであろうか?塩焼きサイズは確保したし中には刺身サイズも混じっているので久しぶりの釣行ながら余裕で夜グロに挑戦できると夜用の仕掛けをセットしお湯を沸かしてカップヌードルで豪華な夕食である(釣れたあとのヌードルは最高に美味い) 勿論、釣友も同じパターンで獲物をゲットしてるのでご機嫌の様子 あとは夜の大物狙いも同じであった
午後5時半過ぎから夜用仕掛けでスタート 今回は出発前に買い求めた新しいハリスの
「グレメタル」のテストも兼ねているのでそれも楽しみである 実は昼の釣果はグレメタルの1・75号を一ヒロくらいハリスとして使ってのことであ 使い勝手は後述するが夜は2・5号を1メートル使ってのテストである とりあえず日没後は足元狙いで攻めてみるがエサトリの猛攻で上手くいかない・・・ そこで昼と同じパターンで足元にマキエを打ち少し前方に仕掛けを投入というやり方に変更して数投目、電気ウキが消えたと思った瞬間に会わせを入れると結構な引きが(笑) ハリスがグレメタル2・5号なので強引に寄せてブリ上げた今回初の夜グロは40センチくらいの口太であった その後釣友も同サイズの口太をゲットして若しかして今夜は大漁かもと内心ニンマリ・・・ そして午後8時ころ15メートルくらい前方に投げた仕掛けがゆるやかに釣友の仕掛け側(左)に流れているのを見ていると電気ウキが突如暗い海中に突き刺さるような勢いで消えていった すかさず大きく会わせを入れるとズシーンとした重量感溢れる手ごたえとともに、物凄い勢いで沖に向かって走り始めた これはデカイ!! 直感したオイラは眠気も吹っ飛び臨戦体制に入ろうとした瞬間フッと軽くなったのであった 痛恨の針ハズレである 感触からして多分大鯛であったろうと推測するがハリスがグレメタルの2・5号だったのだからガッチリ掛かっていればハリス切れだけはなかっただろうし興奮のやり取りが楽しめたのだろうがと残念至極であった 以後オイラにはめぼしい当りはなく午後10時の満潮時には諦めたが釣友は昼間に60センチのマルマルとしたボラや(カラスミの元が入っていた)夜はアナゴを2本掛けて竿をヒン曲げて楽しんでいた。 話題のハリス、グレメタルであるが今回最小サイズのT・5号が売り切れのため止む無くT・7号を求めて昼に使用してみたが幸い流れがあったのが良かったのか通常のナイロンハリスと変わらなく喰ってくれたようなので次回はT・5号でもう一度試して見たいと思っている しかしやはり中がワイヤーで表面がコーティングされているという性質上、ハリスの重みの問題が一つと何度かの魚とのやり取りの後(特にイスズミ)コーティングが剥がれで針のすぐ上あたりのコーティングがメクレて気になるのである 但しさすがに丈夫さは大したものでそのような状況で何度も30センチくらいのクロを掛けてブリ上げても切れることはなかった もう一つの問題はカットである これは専用のハサミが用意されているとのことであったが今回は普通のハサミを使ったので切れ味が悪く多少難儀したことである 結論からいうと夜釣りの足元狙い(短いハリスで)には突然の大物による瀬ズレでのハリス切れに対応できる性能を持っていると思うのでお勧めだが日中のフカセ釣りには少しばかり違和感があり備えとして持っては行くが使うのは余程の急流のときだけになると思う そして金属故の折れ癖も気になることの一つであった(一旦癖がつくと戻らない)
この辺の解決はなかなか難しいかもと思うが画期的なハリスであることは間違いない。 書き忘れたが、最初はこの時期なのに30センチくらいのイスズミが入れ食いになりババタレに泣かされハリスのコーティングを剥がされ、初めて見るカゴカキダイ(図鑑で確認) という南方系の魚も数匹エサトリとして邪魔をしてくれて水温の高さ、温暖化の進行を実感し少しばかり磯釣りの将来が気になった今回の釣行であった。 おまけに暗くなってからのことであるが竿を持って5メートルくらい移動中、何かに蹴ツマズいて竿を持ったまま前に転倒・・・ 暗くて足元が良く見えないのを勘で移動していてのことだが咄嗟に両手をついたので幸い怪我もなく竿も無事だったのでヤレヤレであった(手袋をしてて正解) 主夫業に少し余裕が出来るようであれば年内にもう一度五島の磯に立ちたいと思っているがそのときはもう少し水温も低下して二桁の大物を持ち帰りたいものである それにしても磯でコケルなんてやはり歳かなあ・・・・ |
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