五島釣行紀 その22


今回の釣果

平成20年3月1日、いよいよ今年の初釣りが実現できることとなった。 今年になって1月も2月も釣行予定日は時化で中止となり今回も少しばかり心配していたがやっと行けることになったのである。

2月29日に博多まで車を走らせるが予報ではこの日の五島は波が3メートル(ヤバイ)しかし1日には2メートルに落ちるらしい これで船長もゴーサインを出したのであろう

いつもなら午後6時半くらいに福岡インターに近づくと猛烈な車の数にウンザリするのだが今回は雨も降っているというのにいつもの半分くらいの車しかいない感じで7時前にはすんなり釣友宅に到着、毎度のパターンで夕食をダイエー内の廻る寿司屋で済ませビールで前祝の乾杯。

翌日、出航予定は10時なので6時起床、朝食を済ませ7時半に出発し30分後には今回一緒の瀧本氏宅に寄り、途中エサと食料を買い求め9時半には呼子の渡船基地に到着した。

今回もせいりょうにお世話になるが既にほとんどの客は荷物の積み込みも終わって船内に入っているようだ。

急いで我々も荷物を積み込み船室にくつろいだと思ったらすぐに出航 どうも我々が最後だったようで定刻より20分も早い9時40分であった 今回、当初4人で行く計画であったがオイラと一緒に上がる予定だった藤平氏が風邪でダウンし今回は急遽オイラ単独での瀬上がりということになった  

呼子から五島を目指す瀬渡し船せいりょうは呼子を出港して間もなく波が高いためスピードをダウンしたりして大きなウネリをやり過ごしながら進行している様子でいつもより20分くらい遅く中五島の奈留島に到着 

順次瀬渡しをしながらいよいよオイラの番になって渡礁、一人だから特に足場の良いところとお願いしていた通り、一段高いところは3畳くらいの平坦な場所もあり寝場所はここに決定(笑) 降り際に船長からポイントは、昼は船の後部以上に遠投、夜でも船の中間点くらいまでは投げるようにと指示があった。

荷物を整理して準備も済ませてとりあえず海を眺めると船長の指示は尤もだと納得する・・・ つまり足元にはいつものオーバーハングになったところは無く小さな石が点在するだけの遠浅なのである 

確かに船を着けたとき船の後部にあたるくらいの場所から少し深くなっている感じではあるがその手前では全く釣れないであろうことは想像がつく 

まあ今回は一人なので足場が良いことが最優先なのでノンビリやろうと状況説明のため隣の磯に上がったAさんに電話しようと携帯を取り出すが・・・ 何とここは圏外の大きな文字が出て使用不能であった。おまけに電池の残容量も残り少ない(悲)

これで、ここでは夕刻と夜明けに様子を見に来るせいりょう以外に外部への連絡手段が無いことを実感  釣る、食べる、飲む以外にすることが無いと納得しとりあえず昼用にT・5号の竿に道糸3号、ハリス2号で第一投・・・ ところが風は向かい風、おまけに潮は当て潮で船長の指示通りの場所に付け餌もマキ餌も届けることが全く出来ないではないか

時折り、マキエだけはポイントまで飛ぶが仕掛けはとても届かないし近くまで飛ばしてもすぐに足元に戻ってくるパターンの繰り返しで今回の初釣りはボーズかも?の不吉な予感がよぎる。 午後2時前に第一投してから2時間経過

やっと少し風が弱くなって潮も右にゆるく流れるようになった4時過ぎに仕掛けもマキエも上手く20メートル以上飛んだのでこれはいけるかもとウキを眺めていたら静かに沈んでいくではないか 

これが今回始めての当りである 合わせを入れると結構な手応えで慎重にタモ入れして取り込んだのは40センチくらいの口太であった

はやり船長の言う通り遠投すれば釣れると確信し風の状況を見ながらなるべく遠投を心がけると上手く飛んだときにはヒットし6時までに45センチを筆頭に計4匹をゲット

夜釣りまでにもう一匹獲りたいと思って流しているとまたも当りがあり、合わせると今回一番の重量感のある引きが伝わってきてこれで5匹達成と思った瞬間、グーーーと強烈に引いたと思ったら一瞬にして手応え0になってしまった

仕掛けを上げてみると見事にハリスを切られていたのである まあ型の良い尾長に針を飲まれたのであろうことは想像できるが真に残念の一言であった。

遠投も難しいし日も暮れたので真鯛でもとカゴ仕掛けを遠投したが全くあたりのないままウキは岸に近づいてくる・・・  この一投でやる気を失い(とりあえず4匹いるし)朝マズメに釣れば良いやと夕食にかかる

湯を沸かしコンビニのうどんとイワシの缶詰でB−350で至福の一時・・・  どうも最近気力が失せてきているようだ。

午後8時には寝袋に入り朝は5時半に起床 カップラーメンとインスタント味噌汁、それにコーヒーで朝食を済ませ6時過ぎから第二ラウンド開始 間もなくウキに変化があり35センチくらいの口太をゲット

これから釣れるかもと期待して辛抱してみるがその後はベラばかりとなり戦意喪失 今年の初釣りはこれで終了した。

初釣りとしては数に不満はあるもののまあまあの型ばかり5匹おみやげも出来たしタモ入れの練習も出来たし(笑)たまには一人での磯も悪くないかも。

但し携帯の電池容量と圏外は予想外だったので一人で上がるときは気をつけなければならない。次回の釣行は未定だが今度はクロだけでなくイサキもターゲットになる時期だし型だけでなく数も狙う積りである

それにしても今回はリリースするコッパグレが一枚も釣れなかった不思議な釣行であった。 


釣友が上がった右側の磯


左側の磯 ここがもう少し低ければ・・・



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