五島釣行紀 その20


若松島に向かう「せいりょう」

いよいよ本格的な秋磯シーズン到来 平成19年11月3日、4日に五島釣行を計画していたが今回は5日から天候は崩れる予報となった いつもと逆のパターンで4日までは晴天とのことである。

今回は以前同磯した藤平さんと、もう一人は釣友A氏の釣りの弟子、戸澤さん(20代)の4人での釣行である。 戸澤さんは五島遠征は初めてらしく当然師匠である釣友と磯上がり、オイラは藤平さんとのペアとなる

前日の2日に仕事を終え帰宅すると直ちに博多の釣友宅に向けて出発、福岡インターまでは順調であったが九州自動車道から博多の都市高速への接続付近から猛烈な渋滞となり到着が遅れるかと心配したが何とか午後7時前には到着した。

いつものように二人でダイエー内の回転寿司屋で夕食と冷えたジョッキで一息つく あとは帰宅して芋焼酎で前祝・・・ 全くいつものパターンである。

翌3日は6時に起床、朝食をいただき7時前には藤平さんと戸澤さんも到着、 今回は藤平さんのワンボックスカー一台で行けるとのことで早速荷物の積み込み・・・ まるで4人の釣り用に製作したみたいに荷物はキッチリと収まって万全である

予定通り7時過ぎには博多を出発し、途中、唐津のマルキンでエサを購入、近くのコンビニで食料も調達、10時出航予定であるが早めに到着して船内でユックリしようと9時前には呼子に到着。

ところが瀬渡し船「せいりょう」は既に接岸して釣り客も荷物を積み込んでいるところであった。

我々もすぐに荷物を積み込み操舵室のすぐ後の場所に落ち着いて出航を待つことにした 今回も早く全員揃ったようで予定より30分以上早く9時25分には呼子を出航し五島へ・・・

正午前には到着し瀬上がり開始、今回も滝ケ原瀬戸周りが中心のようであった A氏と戸澤さんは以前オイラが瀬上がりした磯に降りることになった。

その場所は五島釣行紀その6に登場する山陰のフジさんと一緒に上がった若松側の足場の良い磯である 戸澤さんにとってここがビギナーズラックのスタートとなったのである。

我々はその反対側の奈留島に向かい丁度真向かいあたりの比較的足場の良い磯に下りることとなった 肉眼で対岸の釣友たちがかろうじて見える距離である。

時間は12時30分、本日の潮は小潮、天候も申し分なく今回は何となく爆釣の予感・・・ それをイメージしながら冷えたビールと助六寿司でノンビリと昼食 足元にマキエを入れて様子を見るが少し右流れで思ったほどエサ盗りもいないみたいだ

これは本当に調子がいいかもと、とりあえず夜用の3号竿をセットして準備完了 昼用は1.5号の中通しに道糸3号ハリス1.5を選択していよいよ第一投

すぐに浦島ウキに反応があり手の平サイズのクロちゃんが上がってきた 活性も上々エサ盗りも留守みたい・・・

以後4時半くらいまでに何と足の裏サイズを中心に入れ食い状態となりキープした数は30匹くらいになったかも?クーラーもかなり重くなってきた。

これで完全に余裕が出来て早めに夕食の準備、お湯を沸かしインスタントラーメンとオムスビ、それに冷えたビールでゆっくり夕食。

薄暗くなった6時過ぎから夜用仕掛けで攻めてみるが38センチと32センチの2枚だけで9時半になっていささか眠くなってきた

相方の藤平さんは足元で頻繁に竿を曲げ良型の夜グロをゲット、40センチくらいのオジサンも3匹、立派なイサキも2匹、それに60センチくらいのアナゴまで釣っていた

そして極めつけは何と30センチ近い針センボンまで釣り上げてしまった 五目釣りならぬ七目釣りくらいの魚種をゲットして未だ眠る気配無し

オイラは朝マズメに期待して午後10時には防寒着を掛けてお休みタイムに突入、 寒くなって目が覚め時計を見ると丁度4時である。

そこでまたも余裕を持って朝食の準備だ お湯を沸かしインスタント味噌汁とコンビニのムスビ、それに菓子パンで腹を満たし朝一のデカバンを期待して第一投、仕掛けは今回初めて求めたロケット型のフタがパカッとあくタイプのアミカゴである  

20メートルくらい沖に投げて数投目に電気ウキを綺麗に消しこむ当りがあり合わせを入れるとズシンとした手応へがありかなりの抵抗を始めた

根が荒いことは昼間確認済みなので強引に引き寄せブリ上げようとするが重量で水を切るところまでいかない 藤平さんにタモ入れしてもらい何とかゲットしたのは型の良いオナガであった。帰宅して検寸すると46センチ、今回一番の大きさであった。

それから間もなくウキを消しこむ当りに今度もかなりの引きを見せてくれる奴に良型のクロを予感したが上がってきたのは40センチ強のチヌであった

寸法こそ小さいが以前に下五島の名礁、小美郎で上げた56センチ3.1キロのチヌよりも強い引きであり、春のチヌより格段に力強いことを実感した。

職場の同僚と約束していたこともあり今回はこのチヌも持ち帰ることに決定、早速〆てクーラーへ。

初めて使用したこのカゴも最後は瀬掛かりで海のもくずとなって終わり。少し明るくなったのでそのまま昼用の仕掛けでフカセ釣りを開始、ボチボチ足の裏サイズをゲットして今回はクーラー満タンとなった

回収は午前9時とのことなので8時には竿仕舞いと片付けを予定していたのだが丁度時間内に満タンとはまるで計ったような終了である。

回収を終え、A氏と新人の戸澤さんの釣果を聞くとやはり戸澤さんが夜グロを4枚ゲットしバラシも3回経験し初めての五島遠征で結構な荷にしていたのは師匠の薫陶宜しきせいか?

今回は全員まずまずの釣果に恵まれたし天気も良かったしこれで戸澤さんは五島ファンになることは間違いない 次回も12月の初めに同じメンバーで計画をしているが同じく天候と釣果に恵まれることを期待して釣行紀を終えることとする。


魚とやりとり中の藤平さん


今回最大の尾長グレ46センチ


五島初挑戦、戸澤さんの釣果の一部


釣友Aさんも良計グレをゲット


今回は充分楽しみました


久しぶりにクーラー満タン


今回のメンバー4人組


せいりょう、りゅうせいの兄弟船 バックは呼子大橋



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