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今回はH19年6月の釣行以来3ヶ月ぶりの釣行である。 真夏の磯は灼熱地獄、そしてエサ盗りの独壇場・・・ という訳で、例年7月 8月 9月は釣りに行かないのだが今年は丁度9月の月末が休みという巡り合わせで10月まで待てず秋磯のスタート釣りとなった。 9月28日(金)、いつものように仕事を終え帰宅するや、クーラーに氷と水、それに缶ビールを入れて車に積み込み直ちに博多の釣友A氏のところに車を走らせた。 それ以外の物は前日に車に積み込んであるので段取りは最高である(笑)
夕方のラッシュと重なり博多の都市高速では渋滞したものの午後7時前には無事到着 あとは毎度お決まりのコース・・・ 釣友宅でテレビを見ると今までの快晴からどうしたことか土日だけが曇りの予報に変わっていて、もしかして今回は雨に遭うかもと心配していたら就寝直後の午後10時過ぎに突如ドシャ降りとなった。 やはり雨男が二人揃うとこうなるのかと明日の覚悟を決めたら10分もしたら止んでしまった 翌日は朝6時に起床(これが前日博多まで行ってるメリット)朝食をいただき7時には出発した。 途中、唐津で釣具店とコンビニに立ち寄りエサと食料を調達、今回は底カゴも一つ求めて持参することにした(前回カゴ釣りの人が大漁だったと聞いていた) 午前10時出発と聞いていたが9時半前に渡船基地に行くとすでに「せいりょう」は入港していてほとんどの釣り人は乗り込んでいた。急いで我々も荷物を積み込みキャビンに。
間もなく二人組みが到着、これで全員揃ったようで9時45分には呼子を出航した。 少しウネリがあるようなので今回は滝ケ原瀬戸周りを中心に瀬上げらしい 正午過ぎには到着し我々は奈留島側の足場の良い広々としたところに降りた。 これでユックリして寝ることが出来ると一安心(爆) 潮は中潮だが干満の差はかなり大きいようだ。 正面に若松島が見えて足元には大きなゴロタ石が点在する絶好のポイント(それだけ取り込みは難しいかも?) とりあえず冷えたビールで喉を潤しコンビニの冷やしソーメンで昼食とする。 生一枚、ボイル一枚、集魚剤一袋、パン粉、ムギなどをブレンドしてマキエを作りいよいよ3時から昼釣りを開始した。 干潮なのでタナは2ヒロ強でスタートしたが喰ってくるのはクロの手の平サイズばかり 時おり少し引きが良いのが来るけど足の裏まで届かない(悲) 職場の同僚との約束があるのでとりあえず5匹だけキープしてあとは全部リリース。 そんな訳で5時前には昼釣りは諦めて少し早いけど夕食タイム B−350で元気を付けて少し薄暗くなった6時半からいよいよ夜用仕掛けで足元から攻めてみた 当初はカゴで遠投と考えていたが潮が満ちてきて足元でも良いのではと思い直しての決断である。
ところがエサ盗りばかりで一向に埒があかないから遂に禁断のカゴを取り出し40以上のオナガをイメージしながら遠投を繰り返す・・・ ところが針がかりするのはハマフエユキと金魚ばかりで少々嫌になったとき突然手元にガツンとショックがきた すかさず竿を立てドラグを調整しながら引き寄せるが型の良い感触でなかなか寄ってこない 何とかあと10メートルくらいまで寄せたところで瀬に入られてしまった 5号ハリスに物を言わせて強引に引き寄せるとズボッと外れた感触が・・・
上げてみると瀬切れでなく針ハズレであった あの感触は間違いなく40オーバーのクロだったのに この時期滅多にこないのに勿体無い。残念! 気を取り直し次の一投、今度はウキがユラユラと沈んでいくのを確認して大合わせを入れるとガツンと手ごたえがあった 慎重に寄せてくると40オーバーの立派なイサキであった ところがクロでないので横着をして準備していたタモを使わずブリ上げしようとしたら海面から1メートルくらい抜いたところでボチャン!相手の口が切れたようでまたも残念! これで又も戦意喪失、一応しばらく竿を出してみたが集中力に欠けた身にはカゴも電気ウキも瀬に盗られ、ヤケクソでやった昼用の仕掛けも同じく瀬切れで全くオシマイ 釣友はその間、型こそ不満はあるもののクロをボチボチ上げていたし、丸々肥えた40オーバーのイスズミを何匹も掛け竿を大きく曲げて楽しんでいた そしてオイラが竿を上げた直後にドデカイのを掛けたようで、閉めたドラグをものともせず50メートルくらい道糸を引っ張られそのまま瀬に入られてしまった 結局瀬切れでバラシてしまったが引きを楽しむという点では釣友は今回は充分満足したことだろう あとで船長に聞くと石鯛か大鯛だろうとのことであったが、釣友曰く、以前上物仕掛けで釣った50オーバーの石鯛以上の引きであったというから大鯛だったのではと思われる。 大鯛といえば今から40年前、山陰の浜田と益田の間に岡見という場所があり、その岡見漁港のすぐ前に大島という離れ島があった 勿論そこは瀬渡しなどなくヒラを取りに沖に出る漁師に頼んで乗せてもらって大島で降ろしてもらい、漁が済んで帰りに拾ってもらうというやりかたで月一くらいの頻度で通っていた(確か当時500円だった記憶がある) そのときにオイラも一度釣友と同じ目にあったことがある 足元にあるウキが沈んだと思ったらあっという間にスプール一杯近く糸を引っ張られ瀬切れでアウトという出来事だが、ベールを起こしフリーにするまでの一瞬に感じた素晴らしい重量感は40年経った今でも本当に最近のことのように思い起こされる これもやはり漁師に尋ねると大鯛だろうとのことであった。 その場所は石鯛と寒鯛(コブダイ)(現地ではチシャとヒメクジと言ってたなあ)も当時良く釣れていて浜田で一個15円のサザエをエサにして楽しんだものである 今の大島はどうなっているのか一度行ってみたいものである。 今回の五島は、やはり少しばかり時期が早かった感があるがこれから水温の低下と共に夜グロのシーズンに入っていくことは間違いない 久しぶりに五島の綺麗な海を眺めて強烈な引きも味わったし、これから時間と天候さえ許せば毎月一度は五島の磯に立ちクロと格闘したいと願っている そして願わくは次回はクーラー満タンで帰宅したいものである。 |
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