五島釣行紀 その16


呼子オカベ釣具店前にて今回の3人組

家族の病気というアクシデントがあり今年は3月の釣行以来、磯に行くことが出来ず些かお疲れモードだったが今回やっと久しぶりに五島のお魚に会いに行くことになった。

平成18年11月2日、午後4時半に仕事を終えてすぐに博多の釣友、明石氏宅へ急ぐ 8ヶ月ぶりの磯釣りなので前日までに準備万端、荷物は車に載せていたので今回はロスタイムなし!

高速道路も渋滞なく予定通り福岡インターまでスイスイ ところが時間的にラッシュアワーなので福岡インターから都市高速に乗るのに大渋滞・・・ それでも午後6時半過ぎには無事到着。

夕食は近くの回転寿司ということになりそこで明日の大漁を祈念して二人で乾杯、予報では五島の波高は1メートルまでになるとのこと、もしかして西磯に上がれるかもと期待が膨らむ。

今回は同じく明石さんの知人で博多に住む藤平さんという男性と3人での磯上がり予定、その藤平さんが3日の朝、約束通り午前6時半に迎えに来てくれ早速荷物を積み込み呼子に向けて出発。

道中、唐津のおくんちの影響もなく順調、午前8時には呼子のオカベ釣具店に到着 マキエサはオキアミの生二角、アミ半角、集魚剤1袋、それにムギとパン粉の混ぜて丁度バッカン満タン

これで3日の昼から翌日の午前8時まで計ったように消費するのだ。 仕入れも完了して8時20分には瀬渡し船の出る鉄鋼団地に向かうが9時出航予定の瀬渡し船「セイリョー」は既に着岸し、釣り人も多くいてほとんど荷物も積み込んでいる状態であった。

船長曰く、オモさんたちが最後ですよ〜  早速荷物を積み込んだら全員揃ったようで、8時半には出航となった(最近、長崎県側からの瀬渡しと場所取り競争があるらしい)

昨夜の天気予報では波高1,5メートル、後1メートル 五島ではベタ凪の部類なので今回は西側の磯に上がれるかもと期待していた。 しかし、しかし、・・

10時半過ぎには上五島まで進み前日からの帰路の船とすれ違う 早速船長が無線で状況を尋ねていたがウネリが大きくて夜には風も出るとのことで結局西磯は無理とのことになってしまった。

今回は久しぶりの瀬上がりであり人数も3人なので足場と広さの両方を兼ね備えたポイントを依頼していたのであとは船長にお任せである。 それから10分もすると過去に2度瀬上がりした場所に近づいていく・・・

ここなら3人上がれるしポイントも3箇所ありますよ〜と船長の声がかかり一番での瀬上がりとなった。

場所は中通り島の福見鼻の離れ瀬、確かに3箇所夜グロのポイントがある ここは真東を向いた釣り場で船着場にもゴロタ石が見える魚影は濃いが取り込みが難しい釣り場なのだ

幸い、この瀬は後の方に比較的平坦な、しかも3人でも寝ることが出来るスペースがあるのがありがたい(笑)

一番の渡磯なので多くの人が荷揚げを手伝ってくれてすぐに瀬上がり完了、 先ずは腹が減っては戦も出来ないのでコンビニうどんにて腹ごしらえ 勿論スーパードライ付きである。

釣り場は船を着けた場所を中央に左右に2箇所、オイラはビールの入った一番重いクーラーを置いていたのでそのまま中央に決定 海に向かって右(南側)に藤平さん、左(北側)に明石さんとなった。

3箇所ともアチコチにゴロタ石や沈み瀬があり干潮時や明るいときには良くわかるけど暗くなって潮が満ちてくると取り込みポイントも流す位置もわからなくなる・・・?

昼飯も済ませとりあえず竿1・5号、ハリスも1・5号でエサ取り対策で足元にマキエを打ち竿2本くらいの沖に仕掛けを投入、こちらの魂胆を見抜かれたか?ベラとスズメの猛攻撃でエサばかり取られる

しかしマキエをポイントにも入れていくとやはりクロのスピードが勝るのか、やがてキープサイズの足の裏とリリースサイズの手の平が確実にかかってくるようになった

30センチには少し足りないけど塩焼きにはもってこい、結局、午後5時までには20枚以上をゲット! これで夜釣りにも余裕をもって望めるというもの。

地理的に日没が遅いけど早めに2度目のコンビニうどんを作り夕食を済ませ6時半には夜釣り開始、仕掛けは竿3号、ハリス5号でブリ上げ仕掛けである

暗くなり始めてからウキに反応するのは夜釣りの定番エサ取りの金魚とヘリコプター、それにハマフエフキばかり・・・ それでも今回は昼間にある程度の荷を作っているのでまだ余裕である。

今回の潮は中潮、満潮は午後7時、いよいよ引き潮に入った8時頃右の藤平さんから第一号の声 みると竿は弓なり、間違いなく夜グロだ

やがてブリ上げたのは40センチくらいの口太グレであった 間もなく同じ場所で2匹目をゲット その間オイラも明石さんも釣果なし 今日は藤平さんの一人舞台になるかも?

9時前くらいだったろうか、今度は左の明石さんからやったどー!の声がした  サイズを聞くとやはり40センチ前後らしい 続けて2匹目をゲットしたようでもしかしてオイラだけ夜グロはボーズかもと気になりだした

ところが神様は公平だったようで竿一本くらい前方にいた電気ウキがわずかに沈んで動かなくなった もしかして根掛かりかもと少しリールを巻いたとたんに猛烈に竿を引ったくるような感触、待望の夜グロである

これでボーズだけは免れたと慎重に寄せて間もなく姿が見えるというところで痛恨のバラシ!針はずれであった(悲) これは本当にボーズ確定かと悪い予感がしてきた・・

同じ場所を何度も流していると今度は明確な当りがあり合わせるとズシンとした手応へがありやっと一匹目を取り込むことが出来ほっとしたものである

以後も両サイドではボチボチ上げているようだがオイラは40センチを一匹追加しただけで11時には諦めて明日のマズメに期待してお休みタイム。(バラシ3度)

5時にセットしていた携帯電話の目覚ましで起きて鍋焼きうどんで腹ごしらえをし朝日を撮影しようとデジカメも準備、少し明るくなったころに当ってくるのは足の裏サイズ それも早くもエサ取りのお出ましで数匹釣るのがやっとであった。

結局、キープしたのは40センチと35センチ、それに足の裏サイズ25匹であった  明石さんは夜グロ4枚と足の裏多数、藤平さんも夜グロ3枚と足の裏多数、釣果としてはオイラが一番少ないけど今回は竿を曲げる回数は久しぶりに多くて楽しい釣りであった

帰宅して友人や近所に配って喜んでもらったし型は少し不満だけど数も釣れたし8ヶ月ぶりの釣行は合格点をつけることにしよう

出来れば年内にもう一度釣行し夜グロの40センチ以上を二桁持って帰りたいものだ。


今回の釣り場 手前の離れ瀬(福見鼻)


藤平氏、昼釣り開始


寝顔を見せない明石さん(ブルーシートの中)


五島の夜明け


明石さんの釣果の一部@


明石さんの釣果の一部A


40センチのグレ


今回の釣果 計27匹


藤平さんの釣果一部@


藤平さんの釣果の一部A


明石さんと藤平さん(回収前の磯にて)



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