五島釣行紀 その14


磯での荷物の一部

H17年10月29日、4ヶ月ぶりの五島釣行である   前日の28日に仕事を終え、いつものように午後5時前に自宅を出て博多の釣友の明石氏宅に急ぐ

予定通り、午後7時には明石氏宅に到着 早速久しぶりの再開を祝し乾杯と夕食をご馳走になった

翌日のことがあるので10時過ぎには就寝、翌朝6時には起床して朝食を戴き、7時には明石氏の車一台にて呼子に向けて出発した。

8時半前には呼子のおかべ釣具店に到着し、マキ餌、付け餌、食料などを買い求め、近くの渡船基地に急ぐ

出航予定は9時30分だが既に、9時10分だというのに瀬渡し船せいりょうは接岸して他の釣り人は全て荷物も積み込んでいるようだ

我々もすぐに荷物を降ろして積み込みを終了、予定より5分ほど早く呼子を出て五島へ急ぐ  今回も兄弟船のりゅうせいと2隻とも五島に行くようで総勢では50人を超えているようだ

波高2.5メートルの予報通り多少の揺れはあったが11時には上五島の中通島に到着  最初に底物狙いの二人を下ろし次に我々の番となり福美鼻の離れという磯に降りた。

ここは前回明石氏が上物仕掛けで石鯛をゲットした場所であり、クロの実績も高い良い磯らしい(ここまで全て順調)

今回の目標は40センチ以上のクロを10枚以上はゲットして3箇所に2枚づつ届けるということにしていた

とりあえず明るい内に夜用の竿もセットしマキ餌を打ち込みながら様子を見ることにした  潮は中潮、で満潮は午後7時頃の予定なので当面は引き潮を釣ることになる

潮は緩やかに右に流れる感じで暗くなってから瀬際を攻めるのには最適かも?

昼用の1.5号の竿に道糸3号、ハリス2号で始めてみたが釣れるのは20センチくらいのコッパグロばかりであった

明るい内に足の裏サイズ以上も二桁クーラーにと思っていたが結局30センチの口太1枚だけで後は全てリリースサイズ・・・

本命の夜釣りに期待してコンビニの煮込みうどんとBで夕食を済ませ6時50分からいよいよ夜釣りを開始した

今回は明石氏に習って針は2本針とし長い方を60センチ、短い方を30センチ、  そして撒き餌にはチユーブ入りのニンニクを一つ混ぜて魚にアピールすることにした これは数年前から明石氏が実践して釣果を上げている

今回はこれくらい本腰を入れて夜釣りに望んだのだが・・・  ハリス5号で足元に流して暗くなった海面の電気ウキを眺めること2度目の時にウキに不自然な動きが・・・

何となく悪い予感はあったが合わせを入れると、何と地球を釣った感触が・・・

あとはハリス5号のため悪戦苦闘しやっと仕掛けを切ったと思ったら電気ウキまで海に取られるし、もっと悲惨なのは道糸が竿の中に引っ込んでしまったのである

そうなんです!夜釣りのトラブル回避のため中通しの竿を使っていたのが裏目に出たんです

わかる人はわかってもらえると思うけど磯で中通しの仕掛けを作るのは視力に問題のあるロートルには至難の業 

そのため仕掛けは自宅でセットして磯に持ち込むパターンばかりだったのでこのトラブルで一巻の終わり! 戦意喪失、視力喪失

今から本番という一番大切な時間に初っ端からこれだものねえ・・・  こんなときに限って予備の竿を持ってきていないしこのまま寝るのは自宅に居るときより早寝になってしまうし(涙)

最後の手段で昼用の1.5号の竿、道糸3号にハリス5号で夜グロ用の太針を付けて挑戦してみることにした

やはり1.5号の軟竿ではデカイ魚には対応できず2度のバラシのあとやっと33センチの口太グレをタモを使って取り込んで11時前には諦めて寝ることにした

その間、釣友からヘルプの声がかかりタモ入れしてみると48センチの立派な口太であった(口太では本人の新記録とか)

朝、未だ暗い6時過ぎには起きてラーメンで朝食をとり再びハリス2号に変更して最後の抵抗をと仕掛けを投入してウキの動きに全神経を集中していたとき再び悲劇が・・・

僅かなウキの動きに大きな合わせを入れると、道糸にタルミがなかったらしく仕掛けはおいらの横を通り過ぎて岩場に直行、変な感触に恐る恐るリールを巻いてみると又もウキの上から仕掛けがパー・・・(大泣)

9時半の撤収と磯の清掃や荷物の片付けなどの時間を考えるとこれで全て終わり!  ちなみに夜と朝の致命的なトラブルの時間は丁度7時。

今後、磯で7時になったらとりあえず釣りを中断してお神酒を戴いてから竿を出すことにしょう

最後に釣友は1時まで辛抱して48センチのクロを頭に50センチのアカハタとアコウの40センチくらいのものも釣っていた

その他、30前後のクロ6枚、黒アナゴとカサゴの良型もあり、寝ずに辛抱の見本を見た今回の釣行だった

次回、11月の中旬にはリベンジの結果報告が出来るかも? いや、やる!


明石氏の釣果 48センチの口太グレ


五島の海はいつも綺麗だ


釣り座から隣の磯を望む



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