山陰釣行記(隠岐編)


大神の立岩にて

36年ぶりに隠岐の島に釣行することになり準備万端整え 6月6日午後1時前に釣友の瓦谷さんと宇部を出発した。

昭和42年に初めて隠岐に釣りに行ったときは鳥取の境港からフェリーで島後に渡り 民宿に泊まっての釣りであったと記憶している。

宿の親父さんの案内で徒歩で20分くらいの岩場で釣ったが当時はエサもオキアミが無いころで湖産エビを持参しての釣りであった。

今でも鮮明に覚えているのはエビを数匹つまんで撒くと40センチくらいのグレが岩の陰から何十匹も出てきて乱舞したことである。

あの当時、湖産エビを現在のオキアミの量くらいのマキ餌として用意していたらどれだけ釣れたかと思うと想像すらつかない・・・・ 当時、山陰の男女群島と異名をとる隠岐ならではの出来事であった。

本題の今回の釣行は6日の午後6時半過ぎには松江のビジネスホテルに到着しチェックインを済ませ今回の幹事役であるでんぼさんに連絡をとった。

20分後にはホテル前で再会し(五島釣行以来である)早速でんぼさんの案内で爆釣の前祝に居酒屋風のお店に出かけて夕食も兼ねて歓談する。

明日のことがあるので午後8時30分くらいにはお開きとしホテル前まで送ってもらい明日に期待してわかれた。

翌7日は七類港を午前3時30分出港と聞いていたので1時30分には起床してすぐにホテルを出発、途中コンビニに寄り 磯での弁当などを買い込み港に急いだ。

七類港には初めて行くので途中ででんぼさんに電話をすると港の近くの自動販売機のところで待っているとのこと しばらく走るとハザードランプを点滅させた車がいた、デンボさんである。

そこからすぐのところが港であった、すでに船は着岸していて釣り人の姿も見える。 まだ2時半くらいだというのにほとんどの人が揃っているようで期待の高さが伺えるようだ。

今回は初めて会う五目釣り師のHPでおなじみのホルンクスさんやコバさん、それに昨年の五島釣行で一緒だったフジさん、シロさんの顔も見える。 挨拶もそこそこに荷物を積み込み船長の到着を待って3時40分には出航となった。

海は凪いでいるようで5時過ぎには隠岐の島前、西の島に到着、順に瀬上がりしていく。

我々は足場の良いところをお願いしていたので声がかかってキャビンを出て見ると聳え立つ大きな岩の前に平坦な釣り場が広がる寝るには最適な場所が目に飛び込んできた。

瓦谷さんと一緒に瀬上がりすると前夜からの釣り人2名がいて、開口一番、昼はエサ取りがものすごくて釣りになりませんよ、寝てたほうがいいですよ・・・・

それでは夜はどうでしたと聞くと潮が全然動かず丸ボーズだったとのこと・・・・ ただ、その人達はこの磯には何度も来たことがあるらしく潮が右に動けば真鯛やイサキがよく釣れたとのこと、期待して準備することとした。

まもなくその人達が帰りとりあえずマキエをしてみると潮は全く動かずものすごいエサ取りがわいてきた。 スズメ鯛、ベラ、バリばかりのようである。

試しに仕掛けを入れてみるがやはりエサ取りには勝てず何度やっても針を裸にするばかり、、まるでウキに変化を与えず本当に上手にエサを取っていくものである(悲)

夜に期待してカゴ仕掛けとフカセの両方をやってみたがフカセには小アジばかり、カゴには何も当たりがなく勿論潮も止まっているか左に多少動くという程度で前途多難である。

下にはコッパグレがいるようでたまに上がってくるが全部リリースサイズばかり、あとは時々タカベがかかってくるが本命の真鯛やイサキは音沙汰がない・・・・

諦めて9時30分には眠ってしまった。 4時30分に目が覚めマズメに期待して磯際を見るともうすでにおびただしい数のエサ取りがお出ましになっており全く戦意を喪失してしまった。

後片付けをして迎えの船を待つ間の長いこと・・・  太陽は容赦なく照り付けてくるし 日陰を求めて立岩の周りを移動すること4時間、やっと1時前に迎えの船がきて回収となった。

今回、上がった瀬は大神の立岩という1級ポイントらしいが確かに潮が右に動けば遠投しなくても瀬際で釣れる(瀬際がポイント)ような感じで潮の良いときに再度挑戦してみた磯であった。

左前方に見えるハギリ(写真)という場所も1級ポイントらしいがやはり今回はあまり釣果は無かったようであった。

秋の深まったころジックリ、ヒラソ狙いで行くと面白い磯に見えたことを付け加えて今回の釣行記を終える。


釣り場からハギリを望む


隠岐釣行の参加者



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