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4月28日、久しぶりの五島釣行の日がやってきた。 今回は山口から6名、福岡から2名、総勢8名での釣行である。 午前5時過ぎに待ち合わせ場所の宇部有料道路の出口で合流し 森重 古川 野尻 の3氏と 私の計4名が一台の車で 次の待ち合わせ場所の王司のサービスエリアに向かった。 約束の6時には瓜生 瓦谷 両氏もすでに来ていて 2台で程なく出発、最終待ち合わせの佐賀県呼子のオカベ釣具店へと急ぐ。 途中 雨が降り始めて夜釣りが思いやられるが予報では天気は回復傾向といっていたので信じる以外にない。 予定より早く8時半には釣具店に到着し 撒き餌や食料を買い込み福岡からの二人を待つ。 9時前には明石 井上両氏も到着し 8名が揃ったところで今回お世話になる瀬渡し船<りゅうせい>が待つ船着場に急ぐ。 9時20分、すでに りゅうせいはスタンバイしていて荷物を積み込み予定より15分早く 9時45分には出航となった その頃には雨も上がっていたがどうも沖は波も風もあるらしい、そして当日は大潮である(五島で大潮は釣果が良くない) 案の定 途中で波が荒くなってきたが五島に近づくにつれて多少は収まってきたようだ。 正午には五島の青方に到着、クジ引きで瀬渡しの順番を決めていたので瓜生 瓦谷グループから順次渡っていった。 私は2番クジだったので古川氏と次に降りることになったが 船長が瀬付けしたところはかなり荒いところで夜 仮眠するのに苦労しそうな雰囲気の磯である。 実際に渡ってみると何とか寝ることは出来そうなので一安心である (釣る前から寝ることを考えているようでは先が思いやられるかも) 夜釣りのカゴ仕掛けもセットしておいて いよいよ釣り開始・・・・ しかしエサがなくならない(悪い予感) 撒き餌をしても餌取りも出てこない(益々悪い予感)・・・・ そのうち古川氏が竿を曲げているので見ていると30センチくらいの本カワハギが上がってきた(食べて美味しいので当然キープ) しかし私にはベラばかりが釣れて おまけに その度に針を飲まれていて無駄な時間ばかりが過ぎていく。 撒き餌を続けながら辛抱していると 潮目で今までに無い当たりがあり すかさず会わせるとズシンとした手応えである。 ヤッター! これでボーズだけはないと喜んでやり取りに入る、これは40以上のクロに間違いないと確信しもうクロの姿が頭の中に浮かんできて おまけに調理方法まで考えてしまった。 それが悪かったのか もう少しでウキが見えるというところで痛恨のバラシ。 針ハズレである。 逃げた魚は大きいというが手応えからして間違いなく五島のレギュラーサイズであった。残念、無念! しかし クロが居ることがわかったので元気が出てきて同じところを攻めてみたが それからは反応なし。 フカセ釣りを諦めて用意していたカゴ釣りをやってみるがこれも餌取りばかりでうまくいかないのでビールでもと思っていたら古川氏から 来たっと声がかかる、
やり取りの末 上がってきたのは45センチくらいのチヌであった。 暗くなっても私には当たりがなく またまた古河氏から 来たッとの声。 今度は小さいけれど綺麗な真鯛である。サイズは35センチくらいのものであるが塩焼きにはもってこいの大きさであろう。 夜釣りのカゴ仕掛けにも当たりがなく 夜9時半には諦めて眠ることにするが 今度は蚊の襲来で眠れない、アルコールが入っているせいもあってかその数たるや半端ではなく 寝付いたかと思うと音と痒さで目が覚める、その繰り返しでとうとう6時半まで寝袋のお世話になってしまった。 最後のチャンス、朝マズメに賭けてハリス2号 全遊動で流してみるがとうとうベラ以外は当たらず8時半にはギブアップして磯の掃除をしながら10時の回収となった。
2月に続きボーズであったが久しぶりに五島の綺麗な海を眺めながら美味いビールが飲めたことに感謝しつつ秋のシーズンに期待をつなぐこととした。
<若手N君の釣行記> 磯に上がると、まずマキエを瀬際のサラシ付近に集中して打ち、腹ごしらえをし、全遊動仕掛けをセットして、午後2時ぐらいから、釣り始めた。 潮は、上げで、ゆっくりと左から右に流れていた。サラシ付近から流していると約20分後、ウキがスパッと入った。 あわせを入れると2号サオが大きくしなり、ほどなく銀色の腹のふくれた45cmのチヌが上がってきました。
久々の感動をかみしめていると、続けて50cm、45cm、47cmと連発しました。 その後4時ごろ、同行のベテランのMさんと釣座を変わりました。
夕まづめを迎え、Mさんにも45cmのチヌがヒット。
私にも駄目押しの45cmがヒットし、そこでこの日は終了となりました。 夜になって、Mさんと一緒にカゴ仕掛けで遠投を試みたのですが、全くあたりがない。
そのうち、風が強くなり、満潮を迎え、少し恐い思いをしたのでした。 翌朝、大物に備えて、ハリスを3号にして、昨日と同じポイントを攻め続けたところ、
6:30頃、ウキがスパッと入った。あわせを入れるとかなり竿が曲がりました。
やり取りの末上がってきたのは、またまた54cmのチヌでした。 その後、潮が沖に向かって流れ始めたとき、竿3本沖のあたりで、ウキがゆっくりと沈み、そのまま動かない状態となった。
軽くさそいをかけてみるが、全く竿にのってこない。 そこで、次に沈んだとき、かなり長めに様子を見て、軽くさそいをかけるとギューンと竿がしなり、叩くような感触が伝わった。 今回の中で一番デカイ!っと直感した。がまんしてがまんしてやっと瀬際まで寄せたとき、そいつは、足元のサラシの方へすごい勢いで突っ込んでいった。 Mさんから、もっとドラグを緩めろ!っと言われた瞬間、竿は天を向いてしまった。
これで、この日も終わり納竿となった。
結局、なぜか私だけチヌの数釣りを堪能させていただいたようでした。 ひとえに同行していただいたMさん、およびメンバーの方々のおかげだと感謝しております。 最後に、私たちの上がった磯は、足場が沖に向かって斜めになっており、おまけに左右に絶壁の高い岩がそびえたつ、大変狭く釣りにくいところで、
当然、夜足を伸ばして寝るスペースもなかったのですが、 ある人に言わせれば、
「そんな所だから釣れるんだよ!なぜって?人が嫌うところだから、荒されていないだろ」って・・・
みなさんは、どう思われますか? |
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