五島釣行記


今回の優勝魚<瓦谷氏 オナガグレ42cm>

9月の23、24日の連休にクラブのメンバー9名で長崎県の五島に久しぶりに釣行した。

9月に総員16名で山口磯釣クラブを立ち上げ、早速第一回の大会としてスタートした今回の釣り大会であったが、丁度、子供の運動会と重なり9名での大会である。

23日の朝5時に宇部を出発し6時20分に中国道の王司サービスエリアで山口からの杉山氏、森重氏、阿知須町の西田、宮崎、両氏と合流 長崎道の金立サービスエリアで休憩、多久インターで高速を降りて 一路唐津経由で呼子のオカベ釣具店へ急ぐ。

予定より早く9時30分には到着、博多からの明石、井上、さんと合流、これで全員9名、揃ったところで弁当、マキエ、ツケエを購入して出航地の呼子鉄鋼団地へ、

いつもお世話になる瀬渡し船 せいりょうは、もうスタンバイしていて ほどなく10時40分には予定より20分早く五島へ向けて出航した。

山口を出る時は雨が降っていて天候を心配していたがスッカリ晴れ上がり今回の釣果を約束してくれているようで気分も爽快である。

約2時間で目的地の中五島、奈留島の黒瀬灯台周りのポイントに到着、順番に磯上がりしていく。

私は森重、杉山、両氏と3人で灯台沖のハナレに上磯冬場はなかなか上がれない一級ポイントである。

潮は若潮で満潮は午後5時30分、夜釣り用の仕掛けも作って準備してマキエ開始、スズメらしきエサ取りが群がってくる。

群れをはずして第1投、幸先よく足の裏サイズの尾長が1.5号の竿を曲げてくれた。

これはいけるとすぐ第2投を入れるがそれからはエサ取りとの戦いとなり、ボチボチあがるグレは30センチどまりでいささか物足りない。

40センチオーバーは夜の足元狙いでととりあえず3人で腹ごしらえをして、いよいよ夜釣り開始、しかし今度は金魚と念仏鯛の猛攻で釣りにならない。

その上風が強く北から吹くようになりしぶきが上がってきてびしょぬれになりとうとう携帯電話で船を呼び瀬替りをする。

真夜中の12時過ぎからボチボチ杉山、森重、両氏にイサキが当たりだすが私には相変わらず金魚ばかりでとうとうあきらめて休むことにする。

朝、6時前に起きて5号はリスのフカセで足元を攻めているとイサキが当たってきた。しかしこれも2匹で終わり あとはコッパグレばかりで納竿時間が近ずいてきたので3人で磯を洗って迎えの船を待ち予定通り12時30分には呼子に帰港。

そこで皆の検量をするがこの時期にしては 入賞魚のハードルを高くしていたのが祟って グレの部は瓦谷氏の42センチの尾長だけで他魚の部もヘダイ、チヌ、がそれぞれ40センチと43センチで惜しくも対象外で次回の楽しみとなる。

帰路はいつもの、牧のうどんで反省会をして腹ごしらえ、午後6時には帰宅した。

やはり、五島の夜グロ(足元でくる尾長グレ)は10月の中旬くらいからが本番のようで少し早すぎた感があり、今回は久しぶりに五島の海を見に行ったということでよしとする。次回が楽しみな幕開けであった。

10月の連休と12月の連休にはなんとか全員揃ってリベンジしたいものである。

そのころは、ゴロタ石の見える浅場で夜、荒食いすることがあるので楽しみである。昨年も11月に、2ヒロの浅場で45センチクラスの尾長が足元で3号竿を絞り込み楽しませてくれた。

真っ暗な海からライトもつけず、大物グレを取り込む時のあの感覚は何ものにも変えがたい喜びで 又仕事に励める気力をも与えてくれるのある。

昭和40年頃に友人に誘われて磯釣りにハマリ、山陰の隠岐の島や、四国の沖ノ島、鵜来、姫島に毎年、盆休みと正月休みには必ず遠征し、釣果もクーラー満タンということも珍しくないくらいだったが、体力の衰えと共に段々遠ざかり、もう15年ほどご無沙汰しているところである。

しかし五島という比較的、近場で、一泊二日で夕マズメと朝マズメの2回チャンスがあり、夜、とで計3回期待できる釣り場が出来たので現在は遠征といえば、五島オンリーである。

その上、一番有難いのは磯上がりの時、ポーターがいて(船長の息子)身体ひとつで上がれるから安心な事である。それに夕方、6時には帰宅できるので翌日の仕事にも差し支えず、全く以って中年向きの釣り場である。

特別な事がないかぎり 多分、70歳くらいまで尾長狙いで通っていく事だろう。


杉山氏、明石氏出航前のポーズ


今回お世話になった「せいりょう」


森重氏、藤原氏


明石氏 ヘダイ43cmと井上氏


井上氏 ハトポッポ40cm


西田君、宮崎君


筆者です(omosiroya)



Back

 
Copyrughit2002 Mitomo-Fudosan.Inc. All righit reserved by nj-system